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雄you遊

130号

リレーエッセイ

ホストファミリー生活について

北関東支店 工事長 五十嵐貴光

2023/04/01

 我が家ではホストファミリー生活を数年に渡り行っています。最近はコロナ禍により、受け入れは行っておりませんが、これまでに数人の留学生を受け入れてきました。今回はホストファミリー生活についてお話ししたいと思います。
 留学生を受け入れようと思ったきっかけは、子供が英語を話せるようになってほしいという妻の考えが始まりでした。留学生を受け入れる期間は、我が家では10カ月程度、国は様々、年齢は16~18歳の留学生を受け入れてきました。年齢が若いため、来日後すぐにホームシックになってしまう子も少なくありませんでした。
 留学生の日本での生活は高校に通うことが主となります。そして留学生との毎日の会話は、子供と会話をするときは英語、私たちと会話をするときは日本語でコミュニケーションをとるということを最初にルールとして決めます。子供たちが毎日英語を耳にすることで英語を話せるようになると思っていましたが、実際は留学生が日本語を話すようになるまで時間がかからず、英語で会話をすることがほとんどなくなります。
 留学生と毎日生活をしていくと必ず意見の相違が発生します。その際は決して妥協せずに、お互いが理解するまで話し合うということが大事になります。これを何回か繰り返していくと、いずれ本当の家族のようになっていきます。ホストファミリーとして大切なことは、留学生に対し遠慮や特別扱いはしないということだと思います。自分の本当の子供として扱うため、本気で怒るし、お互いが理解するまで話をするということが大切になります。そうすることでお互いの信頼関係ができていきます。そして帰国した留学生たちは、また日本に遊びに来たり、こまめに連絡をくれたりするため、海外の子供ができたかのように思います。
 ホストファミリー生活を経験する家族は少ないとは思いますが、みなさまも一度はホストファミリーを経験してはいかがでしょうか。
 

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