雄you遊

126号

巻頭言

プラス思考の人生を

社長 小島 兼隆

2022/04/01

新入社員の諸君、入社おめでとう。
社会人としての新たな第一歩を、
当社で『出発=スタート』した君たちを、
全力で応援する

 

 3回目の新型コロナワクチン接種も進み、オミクロン株の脅威からやっと抜け出せると思った矢先に、ロシアによるウクライナへの侵略が始まった。誰もが予測しなかった戦争により世界は、先行きの読めない混沌とした時代に迷い込んだ。コロナ禍の中、人との接触を抑えた生活を強いられていた我々は、想像をはるかに超えた速さで変化する世界に、どうしたらよいのか対応できず、虚しさや絶望さえも感じる。
 災害や戦争といった大きな困難に、個人では対応できない。専門家は、「悩んでも始まらない。人類は過去何度も似たような困難を克服してきた。そのことを信じ、自分の役割や目標をしっかりと定め、ぶれずに実行していくしかない」と話している。人類の英知を結集して、コロナ禍を乗り越えつつあるように、一刻も早い戦争の終結を願うばかりだ。
 感染予防を考慮した生活は3年目に入るが、対面でのコミュニケーションも徐々に戻りつつある。我々の仕事は、コミュニケーションが大切だと何度も述べているが、その準備は出来ているだろうか。マスクをつけている相手の顔色をうかがうことは難しいが、相手も同じことを思っているならば、お互いにプラス思考で当たってみたらどうだろうか。毎年、新入社員研修の場で『わたしの針(考え)はどちら向き?』という話をしている。常に自分の考え方をプラス思考のベクトルに向ければ、明るく楽しい、前向きな言葉が沸き出てくる。かけがえのない人生を、楽しみの人生とするか、嘆きの人生にするか。それは、何かに、誰かに決められてしまうものではなく、自分が決めることである。相手を信じ、積極的な言葉で語り合うことで、お互いの人生はいくらでも広がっていく。
 そして、世界がいち早く平穏な世の中にもどりますように。

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