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125号
巻頭言
追悼
社長 小島 兼隆
2022/01/01
明けましておめでとうございます。
今年一年が皆様にとって
良い年となりますように。
昨年11月5日に、小島兼芳会長が88歳で亡くなった。小島会長は、1956年、「もはや戦後ではない」と言われた時代に大学卒業と同時に雄電社に入社、以来65年、雄電社と共に歩んだ人生であった。「まず、人を信頼することから始まる」という、性善説を経営の基本とし、自身が文系出身者のため、技術のことは技術、営業のことは営業と、役割を明確にし、それぞれの意見を聞き、そのうえで、すべての判断に責任を持つスタイルを貫いた。そこには、独学で電気工事を学び、会社を興した創業者小島兼雄の経営スタイルに限界を感じていたからでもある。
30年間の社長時代、一番苦しかった事として、1973年第1次オイルショックの減量経営への転換を挙げている。「企業経営の本質とは何か」を考え結論として、景気に左右されない『無借金経営』で行く決断を行った。社員とその家族の生活を守るため、売り上げ規模より利益を追求する経営、すなわち『選別受注』を徹底した。苦しい時期に身をもって行った経験から、「社長の仕事は決断する事」と、強く認識した。社員育成に力を入れ、苦しい時でも新卒採用を続け、自社による社員教育から『少数精鋭』の強い組織を作り上げた。最も大切なコミュニケーション能力向上のため、『報・連・相』の徹底を社員に求めた。そして、これらの事を何度でも何度でも、社員に説き続け継続したことで、それが雄電社の特色として現在も引き継がれている。
2005年、長年の業界に対する活動が認められ、一般社団法人東京電業協会の11代目の会長に就任。就任に当たり「企業は自社の持ち味を十分に発揮し、ナンバーワン企業ではなく、オンリーワン企業を目指すべき」と語り、業界活性化のため、各社の「自立と共生」を掲げた。
新しい年のキーワードを『出発=スタート』とした。我々は、小島兼芳会長が築き上げた雄電社の土台をしっかりと引き継ぎ、変えるべきところはしっかりと変え、将来に向け、更なる発展を約束し、出発しなければならない。
今年一年が皆様にとって
良い年となりますように。
昨年11月5日に、小島兼芳会長が88歳で亡くなった。小島会長は、1956年、「もはや戦後ではない」と言われた時代に大学卒業と同時に雄電社に入社、以来65年、雄電社と共に歩んだ人生であった。「まず、人を信頼することから始まる」という、性善説を経営の基本とし、自身が文系出身者のため、技術のことは技術、営業のことは営業と、役割を明確にし、それぞれの意見を聞き、そのうえで、すべての判断に責任を持つスタイルを貫いた。そこには、独学で電気工事を学び、会社を興した創業者小島兼雄の経営スタイルに限界を感じていたからでもある。
30年間の社長時代、一番苦しかった事として、1973年第1次オイルショックの減量経営への転換を挙げている。「企業経営の本質とは何か」を考え結論として、景気に左右されない『無借金経営』で行く決断を行った。社員とその家族の生活を守るため、売り上げ規模より利益を追求する経営、すなわち『選別受注』を徹底した。苦しい時期に身をもって行った経験から、「社長の仕事は決断する事」と、強く認識した。社員育成に力を入れ、苦しい時でも新卒採用を続け、自社による社員教育から『少数精鋭』の強い組織を作り上げた。最も大切なコミュニケーション能力向上のため、『報・連・相』の徹底を社員に求めた。そして、これらの事を何度でも何度でも、社員に説き続け継続したことで、それが雄電社の特色として現在も引き継がれている。
2005年、長年の業界に対する活動が認められ、一般社団法人東京電業協会の11代目の会長に就任。就任に当たり「企業は自社の持ち味を十分に発揮し、ナンバーワン企業ではなく、オンリーワン企業を目指すべき」と語り、業界活性化のため、各社の「自立と共生」を掲げた。
新しい年のキーワードを『出発=スタート』とした。我々は、小島兼芳会長が築き上げた雄電社の土台をしっかりと引き継ぎ、変えるべきところはしっかりと変え、将来に向け、更なる発展を約束し、出発しなければならない。
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