雄you遊

114号

巻頭言

「新しい時代」の「報連相」

社長 小島 兼隆

2019/04/01

新入社員の諸君、入社おめでとう。われわれは君達を心から歓迎する。
新しい年号も発表され、これからの『新時代=新しい時代』を、一緒になって作り上げていこう。


 新人が入社して、一番初めに悩むことに、周囲とのコミュニケーションの取り方がある。コミュニケーションとは、「話す」「聞く」のキャッチボールで、誰もが普通に行っている。ところが、仕事が絡み、上司からの指示を受け、経過や結果の報告を求められると、たちまち難しくなる。実際、新入社員の様子を記載した毎月の報告書には、「挨拶ができない」「指示したことを理解しているのかわからない」「終わったことの報告が無い」といった指摘が多い。特に現場や営業など、コミュニケーションを通じて、いろいろな立場の相手と信頼関係を構築する部署では、その能力は欠かせない。相手の言いたいことをきちんと理解し、自分の言いたいことをしっかり伝える能力が一層重要になる。

 コミュニケーションの基本ツールとして「報連相」があげられる。言うまでもないが、「報告」とは、仕事を受けた人が依頼者へ状況を知らせる、縦の情報伝達である。最も重要なのはタイミング。要点を簡潔にまとめ、早めの報告を心がけよう。悪い情報は真っ先に伝え、トラブルの拡大を防ごう。「連絡」とは、自分が持っている情報を関係者に伝え共有する、横の情報伝達である。大切なのは、内容の正確さと伝達の確認である。伝える情報が正確に伝わったのか、「連絡をしたつもり」になっていないか、確認が必要となる。「相談」とは、物事を決めるにあたり、周りの意見やアドバイスをもらうための話し合いである。相手に問題を丸投げせずに、自分なりの解決策を示し、評価を求めることが上手な相談方法である。「報連相」は、発信者側の一方的なコミュニケーションでは無く、受けた方も情報を共有し的確な判断を返す、双方向型のコミュニケーションである。また、受けた方もその情報を発信し、新たな報連相を行うため、会社全体の理解が必要だ。

 いつの時代でも、第一線の情報をいかに早く正確に伝えるかは、重要なポイントになる。「報連相」を進んで行えば、上下左右の関係が親密になるばかりか、自分を応援してくれる仲間を増やすこともできる。メールやSNSの利用で報告や連絡は簡単に行えるが、直接出向き、相手の目を見て、話し、相談する「報連相」は、『新しい時代』でも大切なことである。

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