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雄you遊

73号

巻頭言

『報・連・相』を考える

2009/01/01

新年あけましておめでとうございます。
今年一年が皆様にとって良い一年でありますように。

取締役社長 小島兼隆

会社を取りまく環境が悪化し、その状況が刻一刻と変化する時代こそ、コミュニケーションの基本、「報告」「連絡」「相談」が大変重要になってくる。

「報告」とは、部下から上司への縦の情報伝達であり、「連絡」とは関係者に事実を伝える横のコミュニケーション。「相談」は経験や知識が豊富な上司や先輩にアドバイスをもらうことである。上司は成果責任をもつ立場にあり、自分の指示が的確に伝わっているか、部下の仕事がスムーズに進んでいるか、常に不安との闘いだ。『報・連・相』は、相手の心をつかむ重要なスキルとなる。

「報告」で最も重要なのはタイミング。中間報告でもよい、早めの「報告」が大事である。要点を簡潔に伝え、詳しい理由や状況は後で加える。さらに主観や意見を交えてはならない。「良い情報」より「悪い情報」を先に伝えることでトラブルの芽を摘むことができる。上司がほしいのは客観的事実の「報告」である。

「連絡」はスピードと確認作業が重要になる。気をつけたいのは、言いづらいことをメールやFAXなどで済ませ、「確認」が不十分だと、人間関係や取引先との関係が、かえって悪化するからである。念のため連絡事項を文章で残すことも大事だ。

「相談」は相手の心をつかむ重要なコミュニケーション手法である。まず上司や先輩に問題を丸投げしないこと。自分なりの解決策に対して評価を求めるのが上手な相談方法だ。なお、相談したからには相手のアドバイスを尊重する。拒否したり無視したりすれば逆効果となる。忘れてならないのは、「相談」の結果を必ず相手に「報告」することだ。アドバイスが役に立ったならば「おかげで問題が解決しました」と感謝の意を伝える。お礼も「報告」のひとつなのだ。

今年のキーワードを『責任』とした。会社は、社会や取引先、社員とその家族に対し、大きな「責任」を持っている。「報告・連絡・相談」は、ただの処世術ではなく、周囲の味方を増やし、仕事を円滑に運び、「責任」を果たすためのコミュニケーションスキルだ。経営者も社員一人ひとりもそれぞれの持っている「責任」を果たすため、職場の問題解決や生産性向上に欠かせない。若手社員だけでなくベテラン社員も基本に立ち返ってやってみることが大切だ。

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