雄you遊

108号

リレーエッセイ

「水難事故について」

第一工事部 工事長 成田 信一郎

2017/10/02

 2017年の夏も終わり、今年も日本全国で悲惨な水難事故が発生し、尊い命が奪われました。日本全国で年間どれ位の水難事故が発生しているか、調べてみました。平成28年度をみてみると、発生件数1505件、水難者1 7 4 2人、死者・方不明者816人とのことです。事故の発生場所でみると海が425人、河川が250人で、行為別にみると、魚とり、釣り、遊泳の順番となります。今年も私の住んでいる神奈川県の海岸でも、悲しい事故が発生しています。
 発生原因としては、海での離岸流が一番多く、次に、深みにはまり溺れるなど様々ですが、海は穏やかに見えても潮の流れがあり、海に慣れていないと知らぬ間に沖合に流され、焦ってパニックになり、おぼれるということになるようです。また最近では、シュノーケル中に、沖合に流される事故が増えているそうです。


 この離岸流は見た目でもわかります。波打ち際でくだけた波が、沖合に向かって戻っている場所があります。ここが離岸流の発生場所になります。ここを避けるだけでも水難事故に合うリスクを軽減できると思いますが、万が一流されていると気が付いたら、岸に向かうのではなく、岸と平行に逃げてください。そうすると、別の潮の流れがあり、海岸に戻れる可能性が高まります。パニックにならずに、落ち着くこと。通常の海水浴場であれば、ライフガードが常に海を監視しているので安心です。
 水難事故の多くは、危険を知らせる看板や遊泳禁止の看板付近で起きることが多く、やはり監視員のいないビーチでは海水浴はしないということを守れば、水難事故にあうリスクはかなり避けられると思います。


 また、夏の海水浴場での飲酒により泥酔状態での溺死という事故も後を絶ちません。海水浴と飲酒はありがちですが、自分の体調をよく考慮し、飲酒後は絶対に水に入らないことを厳守してください。また、波打ち際で遊ぶときもライフジャケットを着用すれば、事故のリスクを低減できます。
 人間は自然の前では無力です。ルールを守り、安全な場所での海水浴・川遊びを楽しんでください。

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