雄you遊

103号

巻頭言

仕事に対する考え方

社長 小島 兼隆

2016/07/01

このたびの熊本地震で
被災されました皆様に
心よりお見舞いを申し上げます。
また、一日も早い
復旧と復興がなされますよう
お祈り申し上げます。


 新入社員が入社して、3カ月がたった。今年から新入社員の研修として「田植え体験」を取り入れた。実家が農業を営む社員の水田をお借りしての就農体験だが、誰もが今までに経験の無い事であり、戸惑いながらの作業となった。新入社員の感想としては田植えが思ったより重労働である事、同期と助け合い一つの作業を行った事、そして何よりも、やり遂げたという達成感が味わえたということから、有意義な研修となったようだ。

 初心者ばかりの田植えでも、しばらくするとスピードや正確さに差が出てくる。泥の中でも動けるよう長靴に工夫をする者、余裕のある者は遅れている所へサポートに回る。もちろん、要領の良さや手先の器用さでも作業の差は生まれるが、一番大切なことは、「これから田植えを行う」と言われた時に、「面白い。ぜひ挑戦してみよう」と始めるか、「研修だから仕方ない」と始めるかの思いの差ではないだろうか。

 仕事ならばなおさらの事である。我々は人生の大半の時間を仕事に費やす。だからこそ、仕事は楽しくこなしていきたい。それには、相応の思いと努力、工夫が必要である。人間は生まれつき、さほど才能に差があるわけではない。しかし、素晴らしい仕事をする人とそうでない人の差は、一目瞭然である。最初は同じように、仕事に希望と誇りを持ち、真剣に取り組んでいても、仕事に対するほんの僅かな思いと、上手くこなすための努力と工夫から、その差は生まれ、時間の経過と共に拡大・累積し、広がっていく。そして、周囲からの評価や、本人の仕事に対する自信の差から、大きな差となって現われる。だから、最初に感じる仕事への思い、仕事に対する努力と工夫は惜しんではならない。

 当社を取り巻く環境は、4 年後の東京五輪・パラリンピックの開催に向けて、忙しい時期を迎えようとしている。そのような今こそ、初心に帰り、仕事に対する考え方を見直してみたらどうだろうか。

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