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雄you遊

75号

巻頭言

リーダーの育成を考える

取締役社長 小島兼隆

2009/07/10


 はじめに、春の叙勲に際し、小島兼芳会長が 旭日双光章 の栄誉に輝いた事に対し、心からお慶び申し上げます。小島会長は、会社の経営だけでなく、常に電設業界の将来を考え、「自立」と「共生」をモットーに行動されてきたことも、今回の栄誉につながったと深く敬意を表します。

 百年に一度の大不況と言われている現在、会社を取り巻く経営環境は、大変厳しい状況にある。めまぐるしい変化ばかりに目が行き、従来の問題点の解決に、なかなか手が回らないのも事実である。どんな会社でも、一皮むけばいろいろな問題を抱えている。問題が無いと言う者がいたとすれば、問題に気づいていないだけで、かえってその方が大きな問題だ。一番怖いのは、リーダーが問題に向き合わず、放置している場合だ。そこに早く問題点に気づくリーダーがいれば、ほとんど心配は無い。早く解決できるからである。
 問題点を初期の段階で見つけ出し、早期解決できるリーダーには、何が必要であろうか。一つは、部下との報告、連絡、相談の取り交わしがある。そもそも仕事とは、指示、命令、実行、確認の繰り返しである。仕事の流れや結果を左右するのは、報・連・相のあり方次第である。報・連・相の頻度を増し、きめ細かくすればするほど、リーダーは早く問題点に気づき、早く対応が図れる。つまりリーダーは報・連・相を駆使する者でなければならない。もう一つは、自分の意志で何かを学び、新しい知識を得て自分を伸ばそうと自己啓発ができなくてはならない。人から言われてやるのではなく、自分の意志でやるから成長できるのである。
 そのようなリーダーの姿勢を見て、グループの雰囲気が変わり、強いリーダーシップの下で、組織に強固なチームワークができ上がる。また、強いリーダーは、部下をうまく成長させ新たなリーダーを作り出す。一人ひとりの成長は、会社全体を良くし、会社を社会のリーダーへと持ち上げる。
 不況が長期化し競争が激しくなるとき、頼りになるのは、自らが努力し、進んで働くリーダーである。すばらしいリーダーを出せる会社は、ピンチをチャンスに変え、苦しい時でもしっかりと利益を生む。

 自分自身、社長になって10年を迎えようとしている。会長の言われる『社長定年30年』ではないが、バトンを受け継ぐ準備期間の10年を終え、本領をフルに発揮する次の10年が始まる。今こそ、若いリーダーを育て、気持ちを明るく持ち、次のチャンスに備えていきたい。

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