雄you遊

83号

巻頭言

目指せ!! 1級社員

社長 小島 兼隆

2011/07/15

 社内に次の掲示がある。
【1級社員】命じられたこと以上に仕事をする社員
【2級社員】命じられたことしか仕事をしない社員
【3級社員】命じられたこともできない社員


 会社の成長にとって3級社員の存在は論外として、問題なのは、2級社員である。彼らは自分の仕事の守備範囲を勝手に決め、周囲への配慮や仕事の前後の工程への関与を嫌がり、常に仕事の指示を待ち続けている。
 我々の仕事は、組織で行うものであり、どんな小さな仕事にも、周囲との係わりなくして成り立たない。これらの社員は仕事ができないのではなく、周りの変化に反応せず、「責任」を回避しているだけで、積極的に当事者意識を持とうとしない。また、時代とともに多種多様な業種が加わり、さらに専門性の高い知識が要求されるが、このような中で、2級社員が多いと〝強い会社づくり〞どころか、会社の存続自体も危うくなってしまう。
 強い会社づくりを目指すには、すべての社員が、会社に誇りを持ち、仕事に対して執念を燃やし、顧客満足と社員満足の両立を実現することである。この事が、そこに働く社員全員に理解され、同じ目標に向かって動き始めたとき、会社の成長が始まると考える。
 元巨人軍監督・川上哲治氏が色紙に好んで書いた言葉に、『真剣だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る。』がある。この言葉こそ、1級社員、2級社員、3級社員そのものを表すとともに、1級社員を目指す近道が隠されているのではないだろうか。
 会社は強いのがいい。周りの環境に左右されず、少々の困難があってもびくともしない強い会社でありたい。今、東日本大震災という未曾有の自然災害の前に、我々は、なすべき手だてが見つからないなかで、10年先20年先の存続をかけた強い会社づくりを目指していかなければならない。そのためには2級社員の集まりであってはならない。「目指せ!!1級社員」の目標を掲げ、どうしたらできるかを考える。自ら動き出すことだ。

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